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平成19年度決算について

平成19年度決算の概要(学校法人北里学園)

 
(1) 消費収支決算の概要 (2) 資金収支決算の概要 (3) 貸借対照表の概要 (4) 総評

1.消費収支決算の概要

 平成19年度消費収支決算における帰属収支差額[E]は39億9,993万円の収入超過となり、帰属収支差額比率([E]/[A])はグラフ2≪帰属収入に対する消費支出の構成≫で示すとおり 5.9%となりました。
  また、消費収支の均衡状態を示す当年度消費収支差額[F]は、消費収入の部合計[C]603億5,745万円と消費支出の部合計[D]642億264万円の差額で表され、平成19年度決算では38億4,518万円の支出超過となりました。
  この結果、前年度消費収入超過額[G]9億6,167万円から、当年度消費支出超過額[F]38億4,518万円を差し引いた28億8,351万円を、翌年度繰越消費支出超過額[I]として繰り越すこととなりました。

◇ 消費収支計算書(学園総括)

(単位:千円)
科 目 平成19年度
決算額1
平成18年度
決算額2
増 減
1 - 2
比 率
1 / 2 %





1 学生生徒等納付金

17,239,458

16,926,699

312,759

101.8%

2 手数料

601,366

619,533

▲18,167

97.1%

3 寄付金

1,509,221

1,578,860

▲69,639

95.6%

4 補助金

4,962,429

4,654,672

307,757

106.6%

5 資産運用収入

1,904,903

1,795,596

109,307

106.1%

6 資産売却差額

0

32

▲32

0.0%

7 事業収入

2,513,173

2,511,137

2,036

100.1%

8 医療収入

37,658,425

36,626,363

1,032,062

102.8%

9 雑収入

1,813,586

2,133,234

▲319,648

85.0%

[A]帰属収入合計

68,202,561

66,846,126

1,356,435

102.0%

[B]基本金組入額合計

▲7,845,108

▲5,429,799

▲2,415,309

144.5%

[C]消費収入の部合計([A]+[B])

60,357,453

61,416,327

▲1,058,874

98.3%






1 人件費

32,501,609

32,575,698

▲74,089

99.8%

2 教育研究経費

29,194,070

28,598,411

595,659

102.1%

3 (医療経費)

(12,671,957)

(12,023,394)

(648,563)

(105.4%)

4 管理経費

2,393,467

2,237,663

155,804

107.0%

5 借入金等利息

79,538

75,935

3,603

104.7%

6 資産処分差額

11,009

190,392

▲179,383

5.8%

7 徴収不能引当金繰入額等

22,942

45,025

▲22,083

51.0%

[D]消費支出の部合計

64,202,635

63,723,124

479,511

100.8%




[E]当年度帰属収支差額([A]-[D])

3,999,926

3,123,002

876,924

128.1%

[F]当年度消費収支差額([C]-[D])

▲3,845,182

▲2,306,797

▲1,538,385

166.7%

[G]前年度繰越消費収入超過額

961,669

3,268,466

▲2,306,797

29.4%

[H]翌年度繰越消費収入超過額([G]-[F])

-

961,669

▲961,669

-

[I]翌年度繰越消費支出超過額([G]-[F])

2,883,513

-

2,883,513

-

(注) 1.決算額は千円未満四捨五入したものである。
2.消費支出の部[3(医療経費)]は、[2 教育研究経費]の内数である。

グラフ1《帰属収入の構成》 グラフ2《帰属収入に対する消費支出の構成》
グラフ1《帰属収入の構成》 グラフ2《帰属収入に対する消費支出の構成》
 

2.資金収支決算の概要

 平成19年度資金収支決算における当年度収入合計[A]は、学生生徒等納付金収入172億3,946万円、補助金収入49億6,243万円、医療収入376億5,843万円など合計696億6,564万円となり、これに前年度から繰越した支払資金[B]47億6,100万円を加え、収入の部合計は744億2,664万円となりました。
  一方、当年度支出合計[C]については、人件費支出324億5,683万円、教育研究経費支出244億1,434万円、資産運用支出(将来の教職員に対する退職金の支払資金や相模原キャンパス整備事業のための積立)49億5,481万円など合計696億6,564万円となり、平成20年度の支払資金[D]として47億6,100万円を繰り越すこととなりました。

◇ 資金収支計算書(学園総括)

(単位:千円)
科 目 平成19年度
決算額1
平成18年度
決算額2
増 減
1 - 2
比 率
1 / 2 %



1 学生生徒等納付金収入

17,239,458

16,926,699

312,759

101.8%

2 手数料収入

601,366

619,533

▲18,167

97.1%

3 寄付金収入

1,377,811

1,436,329

▲58,518

95.9%

4 補助金収入

4,962,429

4,654,672

307,757

106.6%

5 資産運用収入

1,904,903

1,795,596

109,307

106.1%

6 資産売却収入

20

16,550

▲16,530

0.1%

7 事業収入

2,513,173

2,511,137

2,036

100.1%

8 医療収入

37,658,425

36,626,363

1,032,062

102.8%

9 雑収入

1,810,972

2,133,234

▲322,262

84.9%

10 前受金収入

3,741,335

3,881,012

▲139,677

96.4%

11 その他の収入

9,857,701

8,866,868

990,833

111.2%

12 資金収入調整勘定

▲12,001,951

▲11,839,406

▲162,545

101.4%

[A]当年度収入の部合計

69,665,642

67,628,587

2,037,055

103.0%

[B]前年度繰越支払資金

4,761,000

4,761,000

0

100.0%

収入の部合計

74,426,642

72,389,587

2,037,055

102.8%




1 人件費支出

32,456,833

32,750,303

▲293,470

99.1%

2 教育研究経費支出

24,414,336

23,794,672

619,664

102.6%

3 (医療経費支出)

(12,646,926)

(12,006,656)

(640,270)

(105.3%)

4 管理経費支出

2,150,965

2,007,619

143,346

107.1%

5 借入金等利息支出

79,537

75,935

3,602

104.7%

6 借入金等返済支出

800,696

700,540

100,156

114.3%

7 施設関係支出

2,006,173

1,425,161

581,012

140.8%

8 設備関係支出

2,543,887

2,353,421

190,466

108.1%

9 資産運用支出

4,954,814

4,344,285

610,529

114.1%

10 その他の支出

6,523,968

6,627,507

▲103,539

98.4%

11 資金支出調整勘定

▲6,265,567

▲6,450,856

185,289

97.1%

[C]当年度支出の部合計

69,665,642

67,628,587

2,037,055

103.0%

[D]次年度繰越支払資金

4,761,000

4,761,000

0

100.0%

支出の部合計

74,426,642

72,389,587

2,037,055

102.8%

(注) 1.決算額は千円未満四捨五入したものである。
2.支出の部[3(医療経費支出)]は、[2 教育研究経費支出]の内数である。

前年度資金収支決算額との比較は次のとおりです。

【収入の部】

[1 学生生徒等納付金収入] 学生数の増加などにより、3億1,276万円の増収となりました。
[4 補助金収入] 私立大学等経常費補助金の増加などにより、3億776万円の増収となりました。
[8 医療収入] 病院部門において一日平均患者数などが減少するものの診療単価が増額したことにより、大学病院で9億8,246万円、東病院で4,960万円の増収となり、合計10億3,206万円の増収となりました。
[9 雑収入] 退職金財団交付金収入2億7,830万円減少などにより3億2,226万円の減収となりました。
[11 その他の収入] 前期末未収入金収入10億4,246万円増加などにより、9億9,083万円増加となりました。
[12 資金収入調整勘定] 翌年度以降に入金する保険診療収入や前年度に納付された学生生徒等納付金などの当年度では実際の現金収受を伴わない収入項目について、実際の現金収受と収入計上年度を一致させるため資金収入調整勘定を設け、120億195万円を減額させる資金調整を行っています。

【支出の部】

[1 人件費支出] 教員人件費支出6,934万円増加、職員人件費支出6,782万円増加、退職金支出4億5,446万円減少などにより、2億9,347万円の減少となりました。
[2 教育研究経費支出] 医療経費支出を除いた教育研究経費支出は、光熱水費支出1億1,154万円増加、業務委託費支出5,872万円増加、賃借料支出3億1,609万円減少などにより、2,061万円の減少となりました。
[3 (医療経費支出)] 大学病院で4億8,724万円増加、東病院で1億5,303万円増加し、両病院で合計6億4,027万円の増加となりました。
[7 施設関係支出] 相模原キャンパス新部室棟建設工事などにより建物支出で5億6,813万円増加したことなどにより、5億8,101万円の増加となりました。
[8 設備関係支出] 相模原キャンパス新部室棟用設備・備品購入などに伴い、教育研究用機器備品支出で1億9,457万円増加したことなどにより、1億9,047万円の増加となりました。
[9 資産運用支出] 施設設備拡充引当特定資産への繰入支出8億6,882万円減少、第3号基本金引当資産支出14億9,407万円増加などにより、6億1,053万円の増加となりました。
[11 資金支出調整勘定] 当年度発生した経費などで翌年度に支払われる経費は当年度の資金減少を伴わないため、経費の支払いと支出計上年度を一致させるため資金支出調整勘定を設け、62億6,557万円を減額させる資金調整を行っています。
 

3.貸借対照表の概要

 平成19年度の資産の部合計[A]は1,925億8,269万円、負債の部合計[B]は302億5,565万円、資産から負債を差し引いた正味財産[C]は1,623億2,704万円となり、前年度と比較して39億9,993万円[D]の純増となりました。

◇ 貸借対照表(学園総括)

(単位:千円)
科 目 平成19年度末
1
平成18年度末
2
増 減
1 - 2
固定資産

179,128,885

176,054,616

3,074,269

 有形固定資産

87,404,928

87,726,428

▲321,500

 (土地)

(16,821,484)

(16,821,484)

(0)

 (建物)

(51,261,277)

(51,824,824)

▲563,547

 (構築物)

(3,350,678)

(3,550,785)

▲200,107

 (教育研究用機器備品)

(7,381,672)

(7,135,974)

(245,698)

 (その他の機器備品)

(93,672)

(79,620)

(14,052)

 (図書)

(8,474,708)

(8,223,737)

(250,971)

 (車輌)

(21,437)

(16,865)

(4,572)

 (建設仮勘定)

(0)

(73,139)

▲73,139

その他の固定資産

91,723,956

88,328,188

3,395,768

 (電話加入権)

(23,292)

(23,292)

(0)

 (施設利用権)

(25,906)

(30,081)

▲4,175

 (有価証券)

(55,822)

(55,822)

(0)

 (長期貸付金)

(168,471)

(157,693)

(10,778)

 (退職給与引当特定資産)

(15,982,228)

(15,937,452)

(44,776)

 (施設設備拡充引当特定資産)

(7,418,087)

(7,671,685)

▲253,598

 (減価償却引当特定資産)

(47,516,303)

(48,820,480)

▲1,304,177

 (第3号基本金引当資産)

(13,623,128)

(12,063,091)

(1,560,037)

 (相模原キャンパス整備事業引当特定資産)

(6,700,000)

(3,400,000)

(3,300,000)

 (こまくさ給付奨学金引当特定資産)

(50,000)

(0)

(50,000)

 (その他の引当資産)

(160,719)

(168,592)

▲7,873

流動資産

13,453,803

13,330,156

123,647

 (現金預金)

(4,761,000)

(4,761,000)

(0)

 (未収入金)

(7,986,857)

(7,982,541)

(4,316)

 (貯蔵品)

(165,694)

(189,202)

▲23,508

 (短期貸付金)

(29,579)

(22,717)

(6,862)

 (その他)

(510,673)

(374,696)

(135,977)

資産の部合計[A]

192,582,688

189,384,772

3,197,916

固定負債

18,948,875

19,645,466

▲696,591

 (長期借入金)

(2,492,582)

(3,079,166)

▲586,584

 (学校債)

(438,000)

(592,000)

▲154,000

 (退職給与引当金)

(15,982,228)

(15,937,451)

(44,777)

 (預り保証金)

(36,065)

(36,849)

▲784

流動負債

11,306,777

11,412,195

▲105,418

 (短期借入金)

(586,584)

(646,696)

▲60,112

 (未払金)

(6,105,811)

(6,146,251)

▲40,440

 (前受金)

(3,742,673)

(3,881,186)

▲138,513

 (預り金)

(871,709)

(738,062)

(133,647)

負債の部合計[B]

30,255,652

31,057,661

▲802,009

基本金

 (第1号基本金)

(140,126,421)

(137,141,351)

(2,985,070)

 (第2号基本金)

(6,700,000)

(3,400,000)

(3,300,000)

 (第3号基本金)

(13,623,128)

(12,063,091)

(1,560,037)

 (第4号基本金)

(4,761,000)

(4,761,000)

(0)

基本金の部合計

165,210,549

157,365,442

7,845,107

消費収支差額の部合計

▲2,883,513

961,669

▲3,845,182

負債・基本金・収支差額の部合計

192,582,688

189,384,772

3,197,916

正味財産[C]=[A]-[B]

162,327,036

158,327,111

3,999,925
[D]

(注) 1.資産・負債等の残高は千円未満四捨五入したものである。

各科目の主な内容は次のとおりです。

【資産の部】
1.有形固定資産
  土地・建物・教育研究用機器備品などにおいて、主に相模原キャンパス新部室棟建設工事や獣医学部小動物診療センター建設工事により47億2,789万円増加したものの、減価償却による49億6,940万円の資産の減少などにより、全体で3億2,150万円減少し、有形固定資産総額は874億493万円となりました。
2.その他の固定資産
  減価償却引当特定資産が13億418万円減少し、第3号基本金引当資産15億6,004万円増加、相模原キャンパス整備事業引当特定資産が33億円増加したことなどにより、全体で33億9,577万円増加し、その他の固定資産総額は917億2,396万円となりました。

【負債の部】
  長期借入金等の固定負債が6億9,659万円減少し、未払金等の流動負債が1億542万円減少したことなどにより、全体で8億201万円減少し、負債の部合計は302億5,565万円となりました。

【基本金の部】
  第1号基本金への組入れが29億8,507万円増加し、また新たに第2号基本金へ33億円、第3号基本金へ15億6,004万円を組入れたことなどにより、全体で78億4,511万円増加し、基本金の部合計は1,652億1,055万円となりました。


貸借対照表の構成(平成20年3月31日現在)
 

4.総評

 平成19年度は、平成18年度に引き続き、物件費予算ゼロシーリングの堅持を基本方針として予算を編成し、重点事業として「相模原キャンパス新部室棟建設」、「十和田キャンパス小動物診療センター建設」などの大規模事業を実施しました。また、これらの大規模事業を実施する一方で、平成15年度から取り組んでいる経費削減運動の成果が実を結び、39億9,993万円の帰属収支差額(帰属収支差額比率 5.9%)を確保することができました。
  平成19年度末の金融資産は、平成18年度に比べ33億8,772万円増加し、総額962億6,584万円となりました。今年度は、平成24年に迎える大学創立50周年記念事業として予定している相模原キャンパス整備事業(大学病院の新棟建設や校舎の建替事業)のために、第2号基本金として新たに組入れた33億円の特定預金化を図りました。平成22年度までに、当該基本金の組入れ計画にあわせ、総額153億円の資金を計画的に内部留保する予定です。また、教育研究資金充実のために第3号基本金として組入れた15億6,004万円の特定預金化を図りました。
  平成20年度以降には、相模原キャンパス整備事業のほかにも、十和田キャンパスや三陸キャンパスにおける整備事業が計画されており、莫大な資金を必要とします。これらの計画を完遂するためにも、経費削減の継続的実施と予算の適正な執行管理、各種外部資金の獲得など収入支出両面から収支構造を見直し、更なる安定した財政基盤を確立することが将来に向けての課題と言えます。