「急性期医療を支える。北里メディカルドッグ3代目受け入れ継続へ」実行者インタビュー
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「急性期医療を支える。北里メディカルドッグ3代目受け入れ継続へ」
実行者インタビュー
クラウドファンディング「急性期医療を支える。北里メディカルドッグ3代目受け入れ継続へ」に動物介在療法(AAT)チームのリーダーとして挑戦された、北里大学メディカルセンター病院の山本宏明医師(写真後列右)に、インタビューを行いました。
-クラウドファンディングをやってみようと思ったきっかけはなんでしょうか。
山本宏明(以下、山本):数年来、動物介在療法の資金確保に苦慮しており、スポンサー獲得など複数の案を検討していました。なかでもクラウドファンディングは有望な手段と考えていました。過去に何人かの知人がクラウドファンディングを実施しており、支援したことがあったので、身近に感じていた部分もあります。そのようなタイミングで、北里大学内でトライアルプロジェクトを募集していることを教えていただいたので、すぐに応募しました。
山本宏明(以下、山本):数年来、動物介在療法の資金確保に苦慮しており、スポンサー獲得など複数の案を検討していました。なかでもクラウドファンディングは有望な手段と考えていました。過去に何人かの知人がクラウドファンディングを実施しており、支援したことがあったので、身近に感じていた部分もあります。そのようなタイミングで、北里大学内でトライアルプロジェクトを募集していることを教えていただいたので、すぐに応募しました。
-今回のクラウドファンディングの目的はなんでしたか。
山本:今回のクラウドファンディングを実施するにあたって、二つの目的を立てました。一つ目は当然ながら活動資金の確保、二つ目は本活動を広く発信することです。
当院の動物介在療法は、日本盲導犬協会や多分野にわたる専門職の協力のもと、総合病院で実施されているという点で、国内でも数少ない試みです。今後、動物介在療法が社会で広く普及していくための礎となることを目指して活動してきましたが、対外的な発信をあまり行ってこられませんでした。今回のクラウドファンディングでは、私たちの活動を知ってもらうことをもう一つの大きな目的としました。
山本:今回のクラウドファンディングを実施するにあたって、二つの目的を立てました。一つ目は当然ながら活動資金の確保、二つ目は本活動を広く発信することです。
当院の動物介在療法は、日本盲導犬協会や多分野にわたる専門職の協力のもと、総合病院で実施されているという点で、国内でも数少ない試みです。今後、動物介在療法が社会で広く普及していくための礎となることを目指して活動してきましたが、対外的な発信をあまり行ってこられませんでした。今回のクラウドファンディングでは、私たちの活動を知ってもらうことをもう一つの大きな目的としました。
-参加を決めたときの周りの反応はどのようなものでしたか。
山本:クラウドファンディング挑戦を決めてから支援期間終了まで、メディカルセンター職員をはじめ大学関係者の皆様、日頃お付き合いのある皆様がとても大きな応援をくださいました。
山本:クラウドファンディング挑戦を決めてから支援期間終了まで、メディカルセンター職員をはじめ大学関係者の皆様、日頃お付き合いのある皆様がとても大きな応援をくださいました。
-ページ作りや返礼品(リターン)の内容についてはどのように決めましたか。
山本:「クラウドファンディングは信用をお金に両替する両替機」というのは西野亮廣氏の言葉ですが、私たちの場合は今まであまり活動の発信ができていませんでしたので、信用以前に「活動を知ってもらうこと」から始める必要がありました。結果的にページがとても長くなってしまいましたが、たくさんの方にご協力をいただいたおかげで内容を充実させることができました。
返礼品(リターン)は本来の目的に支障のない範囲で「できるだけ喜んでもらえるものを」と考えて決めたのですが、支援してくれた高校時代の友人から「リターン一切なしのコースのほうが気楽に支援できるよ」と意見をもらいました。結果的にもリターンなしのコースにご支援をいただいた方が予想以上に多く、本当にありがたく、感謝しております。
山本:「クラウドファンディングは信用をお金に両替する両替機」というのは西野亮廣氏の言葉ですが、私たちの場合は今まであまり活動の発信ができていませんでしたので、信用以前に「活動を知ってもらうこと」から始める必要がありました。結果的にページがとても長くなってしまいましたが、たくさんの方にご協力をいただいたおかげで内容を充実させることができました。
返礼品(リターン)は本来の目的に支障のない範囲で「できるだけ喜んでもらえるものを」と考えて決めたのですが、支援してくれた高校時代の友人から「リターン一切なしのコースのほうが気楽に支援できるよ」と意見をもらいました。結果的にもリターンなしのコースにご支援をいただいた方が予想以上に多く、本当にありがたく、感謝しております。
-プロジェクトの公開後、どのように広報活動を進めましたか。
山本:電子媒体では、法人、大学と各学部、同窓会などのホームページへの掲載依頼、各職種の同窓生や教室員など関係者へメーリングリストでのお知らせ、SNSでの周知依頼などを行いました。
また、本学初の試みとして報道各社向けのプレスリリースを発信。大学各キャンパス・附属病院へチラシやポスターを掲出。病院報や同窓会誌など紙媒体での周知、そのほか日頃お世話になっている方々へ、直接協力をお願いしました。
山本:電子媒体では、法人、大学と各学部、同窓会などのホームページへの掲載依頼、各職種の同窓生や教室員など関係者へメーリングリストでのお知らせ、SNSでの周知依頼などを行いました。
また、本学初の試みとして報道各社向けのプレスリリースを発信。大学各キャンパス・附属病院へチラシやポスターを掲出。病院報や同窓会誌など紙媒体での周知、そのほか日頃お世話になっている方々へ、直接協力をお願いしました。
-広報活動を続けるモチベーションはどういった所にありましたか。
山本:当院のような動物介在療法を実施している医療機関は全国的にも稀なので、広く知っていただくこと自体に大きな意義を感じていました。また、準備段階から沢山の方々に応援やご協力をいただいていたので、絶対に成功させたいという思いもありました。
山本:当院のような動物介在療法を実施している医療機関は全国的にも稀なので、広く知っていただくこと自体に大きな意義を感じていました。また、準備段階から沢山の方々に応援やご協力をいただいていたので、絶対に成功させたいという思いもありました。
-実際の支援者の方々はどのような層でしたか。
山本:年齢層や役割など、本当に幅広い方々からご支援をいただきました。その中で皆様から共通していただいたのが、当院の動物介在療法に対する応援と期待の声です。「しっかりやりなさい!」と強く叱咤激励をいただいた気持ちになりました。
山本:年齢層や役割など、本当に幅広い方々からご支援をいただきました。その中で皆様から共通していただいたのが、当院の動物介在療法に対する応援と期待の声です。「しっかりやりなさい!」と強く叱咤激励をいただいた気持ちになりました。
-プロジェクトを進めるうえで苦労したことはなんでしょうか。
山本:クラウドファンディングを行うのは初めてですので、何から手を付けて良いか分かりませんでした。当院の活動発信をするにあたっても、できるだけ誤解なく理解していただくためにはどうしたらよいのかと頭を悩ませました。たくさんの方々の協力をいただき、なんとか期限までに形にすることができました。
山本:クラウドファンディングを行うのは初めてですので、何から手を付けて良いか分かりませんでした。当院の活動発信をするにあたっても、できるだけ誤解なく理解していただくためにはどうしたらよいのかと頭を悩ませました。たくさんの方々の協力をいただき、なんとか期限までに形にすることができました。
-思っていたのと違ったことはありましたか。
山本:二つあります。一つは思っていた以上に「リターンは要りませんよ」というスタンスでご支援をいただいた方々が多かったこと、もう一つは私たちの活動を初めて知った方々からもたくさんのご支援をいただけたことです。どちらも本当にありがたかったです。
山本:二つあります。一つは思っていた以上に「リターンは要りませんよ」というスタンスでご支援をいただいた方々が多かったこと、もう一つは私たちの活動を初めて知った方々からもたくさんのご支援をいただけたことです。どちらも本当にありがたかったです。
-プロジェクトを振り返ってみて、もっとこうすればよかった、これをやっておけばよかったという反省点・改善点はありますか。
山本:今回の形にするまでで精一杯だったので、これ以上は難しかったと思うのですが、期間内にお知らせしきれなかった方もおられたと思います。どうすれば良かったのか分からないのですが、ご支援をいただける方に対してもっと情報をお伝えする方法があれば、なお良かったように思います。
山本:今回の形にするまでで精一杯だったので、これ以上は難しかったと思うのですが、期間内にお知らせしきれなかった方もおられたと思います。どうすれば良かったのか分からないのですが、ご支援をいただける方に対してもっと情報をお伝えする方法があれば、なお良かったように思います。
-支援者にとってのクラウドファンディングの魅力とはどういった点にあると思われますか。
山本:今回は実施する側だったのですが、個人的にはクラウドファンディングを通じて何度か支援をさせていただいたことがあります。以前、応援しているアスリートが海外の大会の出場権を獲得したものの渡航費がなく、クラウドファンディングで支援を募っていたのを知り、協力させていただいたことがあります。その時は、選手のプレーに少しだけ自分も貢献できているような喜びを乗せて、応援を楽しむことができました。応援したい相手や活動に想いをのせることができるのが魅力だと感じています。
山本:今回は実施する側だったのですが、個人的にはクラウドファンディングを通じて何度か支援をさせていただいたことがあります。以前、応援しているアスリートが海外の大会の出場権を獲得したものの渡航費がなく、クラウドファンディングで支援を募っていたのを知り、協力させていただいたことがあります。その時は、選手のプレーに少しだけ自分も貢献できているような喜びを乗せて、応援を楽しむことができました。応援したい相手や活動に想いをのせることができるのが魅力だと感じています。
-プロジェクト実行者にとってのクラウドファンディングの魅力(チャレンジする意義) とはなんでしょうか。クラウドファンディングをやって良かったなと思うことや、改めて気づいたことはありますか。
山本:魅力を感じたり挑戦を楽しむ余裕は全くありませんでしたが、多くの方々から応援をいただいた以上、活動を一層しっかりとやっていかなければならないという思いを得ることができるのは、実行者の大きなメリットだと思います。
山本:魅力を感じたり挑戦を楽しむ余裕は全くありませんでしたが、多くの方々から応援をいただいた以上、活動を一層しっかりとやっていかなければならないという思いを得ることができるのは、実行者の大きなメリットだと思います。
-将来の実行者の方へのアドバイスをお願いします。
山本:三つ挙げさせていただくとしたら、一つ目は受け売りですがクラウドファンディングを行う目的を明確にすること、二つ目はコミットしてくれるチームを組むこと、三つ目は準備や実施過程で生じる様々な困難を楽しんでいけるような状況で臨むことが大切なように思います。私たちはそのような余裕がありませんでしたので、自戒を込めて。
山本:三つ挙げさせていただくとしたら、一つ目は受け売りですがクラウドファンディングを行う目的を明確にすること、二つ目はコミットしてくれるチームを組むこと、三つ目は準備や実施過程で生じる様々な困難を楽しんでいけるような状況で臨むことが大切なように思います。私たちはそのような余裕がありませんでしたので、自戒を込めて。