感染症に立ち向かう大村智記念研究所募金

「感染症に立ち向かう」大村智記念研究所募金

  • ご挨拶
  • 師の求めたるところを求めよ
  • 募金要領
謹啓 新型コロナウイルス感染症は、我々人類に感染症への取組み方を再考することを教えました。20世紀初頭にペニシリンを発見し、以後医療は目をみはるばかりの進化を遂げました。不治の病だった肺結核も投薬で治癒できるようになり、その後第二次世界大戦をはさんでがん治療も進化しました。今では、がんも治せる病気になりつつあります。潰瘍性大腸炎などの難病も専門の治療薬が開発され、発症を抑えながら日常生活を過ごせるまでになりました。
 感染症に関しては、各国が水際対策を徹底的に実施し、国内に感染症を持ち込ませない方策を確立しました。いや、確立できたように考えていました。感染症を媒介する昆虫などの生物を防疫で駆除し、人間にはワクチン接種を義務付けました。
 しかし、これらの方策の隙間をかいくぐって、新型コロナウイルス感染症は世界的に感染拡大を続けています。新たな予防法、治療方法を模索して、我々人間は1年以上も診療や研究を続けてきましたが、未だ世界標準の治療方法や予防策が確立できていません。今まさに、感染症研究が岐路に立たされています。
 そのような中で、本法人の創設者である北里柴三郎が築き、その弟子たちにより脈々と受け継がれた「感染症の北里」の伝統と、1914(大正3)年に設立した北里研究所の一世紀以上に亘る叡智を結集し、この世界的な困難を克服するために2020年2月にCOVID-19対策北里プロジェクトを立ち上げました。このプロジェクトは、まだまだ道半ばです。私は大村博士の指導を直接受け、「社会実装」を常に心掛けました。天然化合物で特許を取得し、農薬を上市しました。今、世界で評価を受けています。大村博士の教えを実践することを、常に心掛けてきました。そして、このことは次の世代にもしっかり引き継ぎます。我々、大村智記念研究所の教職員は、さらに一丸となって基礎研究と創薬研究を推進して参りますので、多くの皆様からのご支援を賜りたく、ここにお願い申し上げます。
謹白

 2021年4月吉日
北里大学
大村智記念研究所 所長 砂 塚 敏 明

学祖 北里 柴三郎 博士

学祖・北里柴三郎は傑出した研究者であると同時に、閉ざされた未踏の病原菌原野を切り拓く偉大な開拓者であった。コレラ菌、破傷風菌、気腫疽菌、インフルエンザ菌、結核菌、ペスト菌などの伝染病の原因として恐れられていた病原菌と対峙してその正体を明らかにし、後に我が国の“近代医学の父”と讃えられる幾多の研究成果を挙げた。その原動力となったのは、柴三郎に生来備わっていた「開拓」の精神であった。 1894年にはペスト菌を発見した。ペストはヨーロッパで14世紀に大流行し「黒死病」と呼ばれ恐れられていたが、日本には上陸していなかったため当時の医学の教科書にも載っていなかった。柴三郎の開拓者の血が騒いだ。明治政府から現地調査のため流行地の香港に派遣されると、感染のリスクを承知のうえで死者の病巣から採取した菌を顕微鏡で検査して動物実験を行った。こうして到着から1週間も経ずして、世界がまだ科学的に証明していなかったペスト菌を発見した。柴三郎は香港政庁の英国人医務官ジェームス・ラウソンの薦めにより、英国の権威ある医学雑誌『ランセット』に成果を発表した。

学祖 北里柴三郎博士

学祖北里柴三郎をもっと知りたい方は
https://www.kitasato.ac.jp/jp/kinen-shitsu/shibasaburo/lifetime.html
北里研究所をもっと知りたい方は
https://www.kitasato.ac.jp/jp/genealogy/history/history.html

特別栄誉教授 大村 智 博士
(2015年ノーベル生理学・医学賞受賞者)

世界保健機関(WHO)は、イベルメクチンがあらゆる熱帯病治療薬の中で桁外れの効果を持つものと高く評価し、米国メルク社は1988年より病気が蔓延する地域で無償提供を開始した。この「オンコセルカ症制圧プログラム」は現在も継続され、世界中で年間4億人あまりの人々を病魔から守り続けている。大村博士は2004年に、オンコセルカ症の撲滅が近づくアフリカのガーナを視察した。現地の子どもたちは日本のことは何も知らなかったが、「メクチザン(無償供与しているイベルメクチンの商品名)」の開発者と聞くと大歓声を上げた。
大村博士は言う。「私は祖母から『人のためになることをしなさい』と言われながら育ちました。実際に病気の恐怖から解放されたアフリカの子どもたちに囲まれたとき、世の中の役に立てたことを実感しました」

特別栄誉教授 大村 智 博士

ノーベル賞受賞者大村智をもっと知りたい方はこちらへ
https://www.kitasato-u.ac.jp/nobelprize/
広報誌「雷」をもっとご覧になりたい方はこちらへ
https://www.kitasato.ac.jp/jp/about/newsletter/index.html
募金名称感染症に立ち向かう大村智記念研究所募金
目  的①イベルメクチンによるCOVID-19の制圧
②COVID-19後遺症の解明と治療法の確立
③多剤耐性菌のコントロールと創薬
④発展途上国救済の感染症対策と創薬
⑤将来を見据えた感染症研究に携わる人材の育成
目 標 額総額 50,000,000円
募金期間 2021年4月1日~ 2025年3月31日
寄付金額
(任意)

 
[個人] 一口 10,000 円
[法人] 一口 50,000 円
※なるべく複数口でのご協力をお願いいたします。
金額にかかわらず一口未満のご寄付もありがたくお受けいたします。
対象者本募金の趣旨に賛同する個人及び法人(企業・団体等)
寄付者への謝意ご芳名を、本研究所ホームページの「寄付者ご芳名一覧」に掲載させていただきます。
なお、ご芳名の掲載を希望されない場合は、掲載いたしません。
申込払込方法
❶銀行振込(ゆうちょ銀行含む)
下記の「寄付金申込書(38KB)」にご記入のうえ、次の連絡先まで必ずご送付(メールや FAX での送付も可)ください。お振り込み金融機関の指定口座は次のとおりです。ご提出いただけないと領収証の発行手続きができません。ご注意ください。
〖連絡先〗
〒108-8641 東京都港区白金 5-9-1 学校法人北里研究所 総務部企画課
TEL:03-5791-6479・6451 (平日 9:00~17:00)
FAX:03-3444-2530
E-mail:kifu@kitasato-u.ac.jp
〖金融機関〗
  • 三菱UFJ銀行 恵比寿支店 (普通) 4604209
    口座名義:ガク)キタサトケンキュウショ
  • みずほ銀行 麻布支店 (普通) 429697
    口座名義:ガク)キタサトケンキュウショ
  • りそな銀行 田町支店 (普通) 3671333
    口座名義:ガク)キタサトケンキュウショ
  • 三井住友銀行 目黒支店 (普通) 2672046
    口座名義:ガク)キタサトケンキュウショ
  • ゆうちょ銀行(郵便局) 記号・番号:00150-3-282887
    口座名義:ガク)キタサトケンキュウショ
    ※ゆうちょ銀行以外の金融機関からゆうちょ銀行への払込の場合
    店番:019 預金種類:普通預金 口座番号:0282887
【海外からのご寄付の場合】
銀行名・支店名:MUFG Bank,LTD Ebisu Branch
所在地:1-8-6 Ebisu-nishi, Shibuya-ku,Tokyo 150-0021,Japan
電話:+81-3-3463-3211
Swift Code:BOTKJPJT
※相手に 11 桁を求められた場合(BOTKJPJTXXX)Bank Account:136-4604209

❷クレジット、ペイジー(インターネットバンキング)
いずれも、下記の「寄付のご案内」から必要事項を入力の上、お申込(支払い)ください。ペイジー(インターネットバンキング)のご利用には、取扱金融機関にインターネットで利用できる口座が必要です。

お問い合わせ先

北里大学白金キャンパス大学事務室総務課
TEL:03-5791-6484
FAX:03-5791-6335
Mail:plkenkyu@kitasato-u.ac.jp

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