変革期を迎えて(1989 -)

変革期を迎えて(1989 -)

変革期を迎えて

日本経済はバブル景気の崩壊で大きく失速し、後に“失われた10年”と呼ばれる調整期を経験した。

しかし北里研究所では1990年代から2000年代中盤にかけて内政の充実、組織の整備・拡充が図られた。創立75周年を記念し、埼玉県北本市で21世紀の高齢化社会を見据えた北里研究所メディカルセンター事業を遂行。北里研究所メディカルセンター病院(現・北里大学メディカルセンター)、生物製剤研究所(現・北里第一三共ワクチン株式会社)、北里看護専門学校(現・北里大学看護専門学校)を開設した。

開学から四半世紀を経た北里大学は衛生学部を理学部と医療衛生学部に改組し、大学院医療系研究科を開設するなど医療ニーズの高度多様化に対応し、基礎的研究と臨床的研究の調和・充実を図るべく組織の再構築を行い、現在の「生命科学の総合大学」としての第一歩を踏み出した。

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