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クラウドファンディング
『がんの「手遅れ」をなくしたい-血液診断ですべてのがんに早期発見を-』を開始

 北里大学メディカルセンター(埼玉県北本市)の福山隆上級研究員は、2月10日、前がん診断の実用化につながる検査キットの開発を目指し、クラウドファンディングを通して研究資金の募集を開始しました。本研究プロジェクト『がんの「手遅れ」をなくしたいー血液診断ですべてのがんに早期発見をー』は、日本初・国内最大級のクラウドファンディングサービス「READYFOR」により研究資金を調達し、目標の資金調達に成功した場合、産官学が結集しヘルスイノベーションの加速を目指すサイエンスパーク「湘南ヘルスイノベーションパーク」(湘南アイパーク)が有する研究設備とサイエンスコミュニティーを活用して実施します。

クラウドファンディングプロジェクト概要

タイトルがんの「手遅れ」をなくしたいー血液診断ですべてのがんに早期発見をー
実行者福山 隆(北里大学メディカルセンター 上級研究員)
目標金額570万円
形式寄付型/All or Nothing
募集期間2021年2月10日(水)~2021年4月23日(金)23時
資金使途がんになる前の予兆として体内に産生されるタンパク質「KK-LC-1」の血液中の量を測定するキット開発のための研究資金
研究内容「がん抗原」は、がんになると体内に産生され、「がんの目印」と言われるタンパク質です。KK-LC-1 は、福山上級研究員が2006年に発見した、がん抗原の一種です。数あるがん抗原の中でも、KK-LC-1 は、「がんになる前の状態 (前がん状態)」から体内で産生され始めるという特徴があることから、「前がん状態の目印」となることが期待されています。本研究プロジェクトでは、血液中のKK-LC-1 を精度よく検出し、前がん診断の実用化につながる検査キットの開発を目指しています。

がんの「手遅れ」をなくしたいー血液診断ですべてのがんに早期発見をー

ご支援いただける方は

※ 寄付の募集は、2021年4月23日(金)23時に終了しました。

福山隆上級研究員の主な研究業績

発表論文

■Expression of KK-LC-1, a cancer/testis antigen, at non-tumour sites of the stomach carrying a tumour. Scientific Reports, 8(1): 6131. 2018. https://doi.org/10.1038/s41598-018-24514-9
■Identification of a new cancer/germline gene, KK-LC-1, encoding an antigen recognized by autologous CTL induced on human lung adenocarcinoma. Cancer Research, 66(9): 4922-4928. 2006. http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/16651449   他

特許

■早期胃癌診断キット及び早期胃癌細胞の検出方法. 特許第6320447号
■胃組織試料が前癌状態であるか否かを判定する方法及びキット. 特許第6797423号   他

プレスリリース

■2020年9月25日付 「創薬・医療系ベンチャー育成支援プログラム「Blockbuster TOKYO」選抜プログラム参加チームに北里大学のチームが選抜」
https://www.kitasato.ac.jp/jp/news/20200925-01.html

問い合わせ先

研究に関すること

北里大学メディカルセンター
研究部門 バイオメディカル・ラボラトリー
上級研究員 福山 隆
e-mail: fukuyam“AT”insti.kitasato-u.ac.jp

報道に関すること

学校法人北里研究所 総務部広報課
〒108-8641 東京都港区白金5-9-1
TEL: 03-5791-6422
E-mail:kohoh“AT”kitasato-u.ac.jp
※E-mailは上記アドレス“AT”の部分を@に変えてください。

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