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ブルーカーボンのための海草底泥の共生環境を予測
-海草繁茂に関わる共生細菌群の因果関係を「見える化」-

 理化学研究所(理研)環境資源科学研究センター環境代謝分析研究チームの菊地淳チームリーダー、生命医科学研究センター粘膜システム研究チームの宮本浩邦客員主管研究員、大野博司チームリーダー、北里大学医療衛生学部血液学研究室の佐藤隆司講師らの共同研究グループは、機械学習、構造方程式、因果推論を用いて、魚の陸上養殖施設の下流の海草(アマモ)の繁茂に関わる成長特性の評価指標を見いだすことに成功しました。
 本研究成果は、持続可能な開発目標(SDGs)の「14.海の豊かさを守ろう」に貢献し、ブルーエコノミー社会の構築につながると期待できます。
 アマモ場は、低炭素社会の実現に必要とされるブルーカーボンの認証対象であり、また、魚介類の卵から幼生を養う“海のゆりかご”として生物多様性を確保するブルーリソースの観点からも重要なことから、アマモの効率的な栽培方法が世界中で検討されています。
 今回、共同研究グループは、大分県佐伯市の陸上養殖施設付近の沿岸を対象に、疫学的な地理的評価および生化学的・物理化学的評価により多面的な調査を行いました。そして機械学習、構造方程式、因果推論を駆使することで、養殖施設下流で繁茂するアマモの底泥に生息する共生細菌群(ケーブル細菌、光合成細菌、腸内細菌)の因果構造ネットワーク(評価指標)を「見える化」しました。
 本研究は、科学雑誌『Environmental Research』(2月号)の掲載に先立ち、オンライン版(2022年12月29日付)に掲載されました。

論文情報

【掲載誌】Environmental Research
【論文名】Computational estimation of sediment symbiotic bacterial structures of seagrasses overgrowing downstream of onshore aquaculture
【著 者】Hirokuni Miyamoto; Nobuhiro Kawachi; Atsushi Kurotani; Shigeharu Moriya; Wataru Suda; Kenta Suzuki; Makiko Matsuura; Naoko Tsuji; Teruno Nakaguma; Chitose Ishii; Arisa Tsuboi; Chie Shindo; Tamotsu Kato; Motoaki Udagawa; Takashi Satoh; Satoshi Wada; Hiroshi Masuya; Hisashi Miyamoto; Hiroshi Ohno; Jun Kikuchi
【DOI】10.1016/j.envres.2022.115130

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