新着情報
  • トップ
  • 新着一覧
  • JST戦略的創造研究推進事業「CREST」「ACT-X」に未来工学部の教員が参画する研究課題が採択されました

JST戦略的創造研究推進事業「CREST」「ACT-X」に未来工学部の教員が参画する研究課題が採択されました

国立研究開発法人 科学技術振興機構(JST)の2023年度戦略的創造研究推進事業の新規研究課題が発表され、未来工学部データサイエンス学科の教員が参画する課題4件が採択されました。これらの提案研究は2023年10月から開始します。

《研究代表者分》
①【ACT-X】石井 良樹(ソフトマターインフォマティクス研究室・講師)
②【ACT-X】飯田 慎仁(生物工学インフォマティクス研究室・助教)
《主たる共同研究者分》
③【CREST】渡辺 豪(ソフトマターインフォマティクス研究室・教授)
④【CREST】齋藤 裕(生物工学インフォマティクス研究室・特任教授)

研究課題の概要

① 石井 良樹(ソフトマターインフォマティクス研究室・講師)
事業名戦略的創造研究推進事業(ACT-X
研究領域トランススケールな理解で切り拓く革新的マテリアル
研究課題名ハイブリッドソフトマテリアルの集合体物性を切り拓くナノ構造計算化学
研究内容有機・無機分子が織りなすハイブリッドソフトマテリアルは、無機系ドメインが強固に相互作用しつつ、有機系ドメインが大きな自由度を使って柔らかく複雑なメソ集合様態を形成することで、様々な材料機能を発現します。そこで本研究では、ナノスケールの相互作用を正確に取り扱う計算化学を用いて、ハイブリッドマテリアルの1分子描像とナノ〜メソ集合構造、マクロ物性を相互に繋ぐトランススケールな学理構築を展開します。
② 飯田 慎仁(生物工学インフォマティクス研究室・助教)
事業名戦略的創造研究推進事業(ACT-X
研究領域次世代AIを築く数理・情報科学の革新
研究課題名拡散モデルによる蛋白質の立体構造集団の生成
研究内容近年、蛋白質の立体構造予測の発展は著しいものがあります。しかし、蛋白質は一つの静的な立体構造ではなく、本来「柔らかい」立体構造を持ち、それが機能と関わっています。この「柔らかい」立体構造の予測は課題として残されています。本研究ではまず、分子動力学法を用いて動的な立体構造データを作成し、それを元に拡散モデルをベースとした生成モデルを構築・立体構造集団の生成を行い、課題を解決します。
③ 渡辺 豪(ソフトマターインフォマティクス研究室・教授) ※主たる共同研究者として参画
事業名戦略的創造研究推進事業(CREST
研究領域未踏探索空間における革新的物質の開発
研究課題名強誘電性ネマチックの学理深化と機能開拓
〔研究代表者〕荒岡 史人(理化学研究所 創発物性科学研究センター・チームリーダー)
研究内容流動する新しいタイプの強誘電体である「強誘電性ネマチック」を基幹物質とし、実験・計算の融合により各種物性と未知の安定化機構の相関を明らかにすることで、「強誘電ソフトマテリアルの学理」を構築します。さらに、「強誘電体は固く動かない・混ざらない」という常識を覆す、究極の柔らかさを持つ材料ならではの特徴(一様性・形状適合性・混合性)を活かした新物質相の開拓・革新的機能の実現も目指します。
④ 齋藤 裕(生物工学インフォマティクス研究室・特任教授) ※主たる共同研究者として参画
事業名戦略的創造研究推進事業(CREST
研究領域データ駆動・AI駆動を中心としたデジタルトランスフォーメーションによる生命科学研究の革新
研究課題名生物情報アーカイブを活用した深層生成モデルによるmRNA最適設計技術
〔研究代表者〕浅井 潔(東京大学 大学院新領域創成科学研究科・教授)
研究内容深層生成技術を活用して、高性能なmRNAを設計する技術を開発します。大規模な生物情報アーカイブと深層学習を活用して配列設計を精密化することによって、mRNAの合成・機能値測定の規模および回数を削減してボトルネックを解消します。さらに、ウイルスワクチン、がんワクチン、遺伝子編集、タンパク質補充療法など医療応用に資する課題の中から設計すべきタンパク質を選んでmRNAを設計します。

問い合わせ先

学校法人北里研究所 総務部広報課
〒108-8641 東京都港区白金5-9-1
TEL:03-5791-6422
E-mail:kohoh“AT”kitasato-u.ac.jp
※E-mailは上記アドレス“AT”の部分を@に変えてください。

ページトップ