新北里大学病院

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新北里大学病院が5月7日にオープン

  5月7日(水)、相模原キャンパスに新北里大学病院が開院しました。地域医療の中核、医療人材育成機関としての使命をさらに深化させ、「患者中心の医療」「共に創り出す医療」を具現化します。


新北里大学病院 北里大学病院ロゴ
〒252-0375 神奈川県相模原市南区北里1-15-1
TEL:042-778-8111(代表) FAX:042-778-9371
・病 床 数 1,033床
・延床面積 92,776m2(既存棟22,613m2
・構  造 地下1階、地上14階(免震構造)
屋上ヘリポート

  北里大学病院は1971年の開設以来、神奈川県の県央部で高い質と大きな規模を誇る医療機関として発展し、高度な先端医療の提供や医療技術の開発を行う特定機能病院、がん診療連携拠点病院に位置付けられてきました。また、重篤な救急患者に対応する三次救急医療機関としても機能し、地域医療の中核としての役割を果たしてきました。


  その旧病院の使命を受け継ぎながら、このたび開院する新北里大学病院では、「患者中心の医療」「共に創り出す医療」を理念とし、50年後の医療のあり方を見据えた「成長する病院」としての機能を果たしていきます。なかでも、重点医療分野として掲げられているのが、「救命救急・災害医療センター」「周産母子成育医療センター」「集学的がん診療センター」「血管治療部門」の4項目です。


  具体的には、北里大学東病院と北里大学病院の機能を再編し、超急性期医療・救急医療に特化した機能を強化します。屋上ヘリポートを備えた「救命救急・災害医療センター」を新設し、災害時に派遣する医療チーム「DMAT」を組織します。
  「周産期母子成育医療センター」では産科、小児科を併設し、診療科の垣根を越えて子どもの病気を診療します。胎児から小児期を経て成人まで、成長過程での一連の医療を総合的に提供する「成育医療」を実施します。
  「集学的がん診療センター」では、手術後も化学療法、放射線などの長期間の治療が必要ながん患者さんに対し、医師、看護師、ソーシャルワーカーが連携し、患者の通院治療まであらゆる面からサポートします。
  高齢者医療では血管病対策が重要であることから、血管カテーテル治療を行う「血管治療部門」を手術室に隣接させました。また、脳卒中ケアユニット(SCU)なども整備する予定です。


  さらに、内視鏡手術の施術が可能な手術支援ロボット「ダヴィンチ」の導入や、手術室とCT室、血管撮影室が一体化した「ハイブリッド手術室」といった最新の設備を備え、これまで以上に高度な先進医療を提供することを目指します。


  また、看護師やソーシャルワーカーを中心とした「トータルサポートサンタ―」を設置しました。入院時から退院までのスケジュールを患者や家族と共有し、療養生活を総合的に支援します。退院以降に支援が必要だと考えられる場合には、スムーズに在宅療養に移行できるようサポートします。


  北里大学の新病院は、学生が経験を積み、知見を広げられるようサポートする「教育の場」としての役割も担っており、医療の高度化だけではなく、携わる人材の育成にも力を入れていきます。